私にはクリニックに通いはじめてから約1年、人工授精7回目で妊娠にいたりました。
人口授精を何度も行うなかで毎回気になっていたのが、精子の量・濃度・運動率などの成績です。
他の方のブログを読みあさり、同じような濃度や運動率の精子で妊娠にいたった方がいないかチェックしたりしていました。
精子の成績だけで妊娠するわけではありませんし、妊娠にいたる複合的な理由のうちのひとつでしかないとは思いますが、私はとても気になったので参考までに記録します。
人工授精時の濃縮後の量・濃度・運動率について
私の通っていたクリニックでは、教えてもらえるのは「量・濃度・運動率」の3点のみでした。
他のブログでよく見ていた「前進運動率」のようなものはありません。
また、私は夫が単身赴任中という少し特殊な理由で1~5回目までは凍結精子を用いた人工授精でした。
そのため、凍結前の成績は教えてもらえず、人工授精を行うための濃縮処理を行った後の数値のみになります。
人工授精1回目の成績(凍結精子)
排卵前の人工授精だったため、当日にhcg5000を注射しています。
また、5回目までは凍結精子を使用した人工授精のため調整前の数値はありません。
調整後 | |
量 | 0.3ml |
濃度 | 11×100万/ml |
運動率 | 55% |
人工授精2回目の成績(凍結精子)
排卵後の人工授精でした。
また、5回目までは凍結精子を使用した人工授精のため調整前の数値はありません。
調整後 | |
量 | 0.3ml |
濃度 | 7×100万/ml |
運動率 | 71% |
人工授精3回目の成績(凍結精子)
排卵後の人工授精でした。
また、5回目までは凍結精子を使用した人工授精のため調整前の数値はありません。
調整後 | |
量 | 0.3ml |
濃度 | 47×100万/ml |
運動率 | 21% |
人工授精4回目の成績(凍結精子)
排卵前だったので、人工授精当日にhcg5000を注射しています。
また、5回目までは凍結精子を使用した人工授精のため調整前の数値はありません。
調整後 | |
量 | 0.3ml |
濃度 | 25×100万/ml |
運動率 | 18% |
人工授精5回目の成績(凍結精子・化学流産)
排卵前だったので、人工授精当日にhcg5000を注射しています。
また、5回目までは凍結精子を使用した人工授精のため調整前の数値はありません。
調整後 | |
量 | 0.3ml |
濃度 | 80×100万/ml |
運動率 | 24% |
人工授精6回目の成績
排卵前だったので、人工授精当日にhcg5000を注射しています。
調整前 | 調整後 | |
量 | 3.2ml | 0.3ml |
濃度 | 27×100万/ml | 52×100万/ml |
運動率 | 30% | 83% |
人工授精7回目の成績(妊娠・出産)
排卵前だったので、人工授精当日にhcg5000を注射しています。
調整前 | 調整後 | |
量 | 2.4ml | 0.3ml |
濃度 | 18×100万/ml | 22×100万/ml |
運動率 | 50% | 86% |
以上、全7回分の精液の成績です。
やはり凍結精子は状態が良くないですよね。
人工授精の場合、精液の状態も妊娠には重要な要素なので、凍結精子の使用はできるだけ避けたほうが良さそうです。
一方、6回目と7回目はどちらも通常の人工授精でした。
6回目のほうが精子の状態は良かったはずなのですが、妊娠につながったのは7回目のほう。
ここまでくると赤ちゃん自身の生命力の問題なのでしょうか。
凍結精子を使用した場合の精子の状態は検索してもしても、なかなか見つからなかったので、どなたかのお役に立ちますように。